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LPガスは石油ガスを液化したもので、液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)といいます。
家庭で使われているLPガスの主成分は、プロパン(C3H8)がもっとも多く、このためLPガスはプロパンガスとも呼ばれています。また、ガスライターの中に入っている液体はブタン(C4H10)と呼ばれる成分でLPガスの一種です。
LPガスは家庭用、業務用、産業用などに都市部から山間部も含め、約2,600万世帯(全世帯の半分以上)に供給されています。
一方、都市ガスは導管によるガス供給のため、主に都市部での供給に限られていますので、全国土の5.5%に供給されているにすぎません。 |
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LPガスは、常温常圧では気体ですが、圧力を加えたり冷却することによって簡単に液体になります。LPガスは、液体にすると気体のときの約250分の1の体積になるという性質があるため、液体の状態で家庭や工場などに運び、気体にして利用します。カセットボンベ、ガスライター、スプレーなどにも、持ち運びが便利な特性が活かされています。
また、LPガス(プロパン)は、気体の状態で空気より約1.5倍の重さがあるため、空気中に漏れると低いところに溜まります。液体の状態では水よりも0.5倍(水の半分)の重さです。
LPガス自体は無色無臭のため、ガス漏れ時に確認できるように臭い(タマネギの腐ったような臭い)がつけてあります。この着臭剤はLPガスよりも気化するスピードが遅いため、容器(ボンベ)内のLPガス残量が少なくなると濃度の濃い着臭剤が残り、通常の使用状態で炎からガス臭がしたり、容器の設置場所周辺でガス臭がすることがあります。(ガス臭がするときは当社までご連絡ください。) |
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生態系や人間社会にさまざまな影響を及ぼす地球温暖化。その主な原因となっているのは二酸化炭素(CO2)の排出量です。
LPガスは、石油や石炭などの化石燃料の中でもCO2の排出量が少なく、天然ガス(LNG)とともに環境にやさしいクリーンエネルギーと評価されています。
また、酸性雨の原因とされているSOx(硫黄酸化物)の排出がほとんどないことに加えて、エネルギー効率がきわめて高いことから、重大な危機に直面する地球温暖化にとって理想的なエネルギーのひとつとなっています。 |
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LPガスト都市ガスの熱量を比較すると、LPガスは都市ガスの約2倍の熱量をもっていて、家庭用燃料の中では飛び抜けた火力があります。
ということは、たとえばやかんのお湯を沸かすのに使用するガス量は、LPガスの方が少なくてすむということになり、家計にもやさしい経済的なエネルギーといえます。 |
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地中に配管を張り巡らせる都市ガスは、地震などによって一部の配管が損傷すると広い地域にガスの供給ができなくなり、復旧には長い時間がかかります。
一方、LPガスはガスボンベを各戸に配置していますので、屋内の配管が無事であれば、災害時の復旧は迅速に行えます。
また、避難施設などでの熱源としても、LPガスは主要エネルギーとして活躍します。 |
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LPガスは、設置する際に頑丈な鎖で転倒防止をして、万一倒した場合でも自動的にガスを止める装置がついています。また、ボンベと配管の間には「調整器」という器具をつけ、異常にガスが流れた場合にはガスを止めます。
最近では、地震の揺れ(震度5以上)を感知してガスを止める「マイコンメーター」も普及していますので、より安全に、安心してLPガスをお使いいただけます。 |
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